【No.08 飯舘村交流センター ふれ愛館】Vol.01 多目的ホール:旭川工場製作(一部除く)
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飯舘村交流センター ふれ愛館
Vol.01 Vol.02福島県飯舘村の「飯舘村交流センター ふれ愛館」施設内にナチュラルのファニチャーを多く提案させていただきました。
特にキッチンスタジオは、飯舘村の村民の方々が集い、つくり、食し、楽しむ場面となる日常スペースとなりますので、大型のアイランドキッチンを配し、村役場の方々が多方面から知恵を出された苦心作となっています。
細部に渡るデザインを施し、多くの人に素材を楽しんでいただくための設計は、飯舘村の自然と調和した美しい空間を生み出しました。
北海道産の樹種であるナラ、カバ、タモを使い、自然塗装でナチュラル感を醸し出しました。
これからも一人でも多くの方々が帰村することができますよう、私たちも何かしらの行動を継続していくことが重要だと強く思っています。
福島県相馬郡 飯舘村の交流センター「ふれ愛館」をお手伝いしました
みなさんもご存知のように、福島県飯舘村は原発事故に巻き込まれてしまいました。それから8年、飯舘村の方々は日々毎日復興を一歩一歩進めています。
マイデザインは今回飯舘村交流センター「ふれ愛館」に携わることができ、少しでも復興の一助になれましたことを心から感謝いたします。
きっかけは、マイデザインが北海道産木材を使い旭川で生産をしていることでした(現在は一部上海工房でも生産しています)。
豊富な森林に囲まれた里山、飯舘村に似合う家具を探されていた村役場の方々の目に留まったことによるものです。
北海道産の樹種 ナラ材 カバ材 タモ材 を使い、ディティール仕上げを丁寧に、自然塗装でナチュラル感を醸し出しました。デザインはマイデザインオリジナルです。
特にキッチンスタジオは、飯舘村の村民の方々が集い、つくり、食し、楽しむ、場面となる日常スペースとなりますので、
村役場の方々は多方面から知恵を出された苦心作となっています。
飯舘村について
飯舘村は、福島県浜通りの北西部に位置し、相馬郡に属する村です。飯舘村は福島県の地図で見ますとおおよそ右上に位置しています。
森林が総面積の約8割を占める飯舘村はとても美しい里山です。
“飯舘村”の魅力を知る
飯舘村は、阿武隈山系北部の高原に開けた豊かな自然に恵まれた美しい村です。総面積230.13k㎡の約75%を山林が占めた地形は、比較的なだらかで、北に真野川、中央に新田川と飯樋川、南部に比曽川が流れ、その流域に耕地が開かれて集落を形成している典型的な中山間地の景観を見ることができます。年平均気温は約10度、年間降水量1,300mm前後で高原地帯独特の冷涼な気候にあり、夏の期間はヤマセの影響で度々冷害に見舞われます。そのため、手間暇惜しまず、丁寧に、心を込めて、相手を思いやるという“までい”な生活文化が今も残っている村です。産業では、冷害に強い農業である畜産に力を入れ、黒毛和牛の「飯舘牛」はブランド牛として高い評価を得ています。また、高冷地の条件を生かした高原野菜、トルコギキョウを始めとする花卉、凍み餅、凍み大根、どぶろくなどが特産となっています。近年では、直売場、農家レストラン、民宿なども整備され、都市との交流事業も盛んに行われるようになってきました。“までいライフ”を求めて都会からのIターン者も徐々に増えています。飯舘村役場からは次のような村紹介が掲載されていました。
2011年3月11日、地震、原発の影響により想像もつかなかった事態がおこり、上記の村紹介は一瞬で過去のこととなってしまいました。
しかし、菅野村長のリーダーシップの元、村民の方々、支援された方々の絶え間ないご努力により2017年3月31日午前0時に避難指示が、帰還困難区域を除いて、解除され震災前の飯舘村に戻ろうとしています。
飯舘村民約6,000人ですが、帰村された方はまだまだ少なく、以前のように隣近所顔向き合わせての生活をあちこちで見かけるには、これからまだまだ長い道のりが続くものと思います。
飯舘村交流センター「ふれ愛館」
村が培った長年の歴史、村民形成から生まれた「までい」の心。
その文化を語り継ぎ、絶やすことなく継承する場、さらには交流の場所としてもふれ愛館は活用され、村の情報発信をしていきます。
「までい」
「までい」とは、「ゆっくり」「ていねいに」という意味の福島県北部の方言です。
避難指示解除で帰村される半年前2016年8月13日に、ふれ愛館の開所式が行われました。
玄関前に置かれたブロンズ像は、静岡県伊東市の彫刻家・重岡建治さんの作品です。
「絆」をテーマに、家族が手をつないで大きな輪をつくった姿が、”までい”にもつながる人の優しい心を表現しています。
※飯舘村役場情報抜粋
それでは『ふれ愛館』の一部をご案内をします。
木造平屋建てでご年配の多い村民の方々には優しい構造になっています。村民の方々の「絆」を育み、村の力強い復興のシンボルとなる施設です。
多目的ホール:家具旭川工場製作
多目的ホールは飯舘村、ふれ愛館のシンボルです。ホールを支えているのは20本の丸大柱です。村の20行政区を象徴しています。
吹き抜けの高い天井のかたちは、村の人達がつながり、これからも一体になっていく姿をイメージしています。
コンサート、講演会、各種発表会など、いろいろな催事につかえるようになっています。
ステージの背面には里山の森林、田園風景が広がり、緑豊かな飯舘村を象徴しています。
しかし、ここでも汚染土壌の袋が、、、見えています。
ステージ上の演台、司会者台、花台は、講演者・司会者・花が引き立つようシンプルなデザインとディティールにこだわりました。
ナラ材を使用しています。
ダストボックスカバーにも村役場職員の方のセンスがにじみ出ています。これならゴミもあふれませんね。
[もえるゴミ][もえないゴミ][ビン][カン][ペットボトル]のネーミングプレートはマイデザインコースター同様に一つひとつ彫り込んでいます。
ダストボックスとネーミングプレートはナラ材を使用しています。
飯舘村交流センター ふれ愛館
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